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登山におけるタイムラプス撮影機材

  • tokuhata
  • 2023年9月11日
  • 読了時間: 4分

更新日:2023年11月12日


 最近タイムラプス撮影目的の登山をする機会が多いので携行する機材について整理してみます。前提条件として、登山では荷物の小型軽量化が重要な要素ですのでその前提で考えています。見直して整理し、適さないものは処分し、他機種へ乗り換えしたいという意図もあります。


主な撮影機材は以下の通りです。登山の装備については別の機会に述べることにしてここでは省略します。


カメラ

レンズ

三脚

スライダー、ローテーター

その他


まとめて並べてみると以下の写真の通りです。

写真①:これは登山に持っていく場合の撮影機材です。目的(天体撮影、マクロ撮影など)に応じて変わります。



メインカメラ

Sony α7RⅢ

α7Rシリーズの最新機種は2023年9月時点で、α7RⅤですのでα7RⅢは2世代前の機種となってしまいました。α7RⅤとの主な違いは画素数(6100万画素 v.s. 4200万画素)、AIプロセッサ、画像処理エンジン、連写性能、AF性能、8K動画撮影機能、などですが現在の自分の使い方、すなわちタイムラプスが主体であること、主な被写体が山岳、天体などの自然風景であることを考慮するとα7RⅢで特に問題はありません。高速連写も高速AFも必要ありません。画素数に関しては多ければよいというものでもなく、6000万画素以上になるとストレージ容量、諸々の処理時間が大きくなり、それらの要因とのトレードオフになります。自分の用途では、4,000万画素くらいがちょうどよいと考えています。ちなみに、フジのGFX50S(5,000万画素)を所有していますので高画素が必要なときはそちらを使うようにしています。6,000万画素以上の機種を購入する予定は現時点ではありません。


サブカメラ

Sony α6600

APS-C機をサブにしているのは小型軽量化の理由が大きいです。ソニーのミラーレスはフルサイズでも他社に比べるとかなり小型軽量ですので、あらためて考えるとAPS-C機ではなくフルサイズにしてもよいかもしれません。


レンズ

FE 24-105㎜ F4G OSSは必須、α7RⅢはほぼこのレンズとの組み合わせで使うことが多いです。星空撮影も行う場合は24-70㎜ F2.8など明るいレンズに置き換えます。あとは状況に応じて15㎜、12㎜、9㎜などの単焦点レンズを持っていきます。16-35mm F2.8 も考えられますが重いので登山では置いていくことが多いです。将来的には広角側も軽量のズームにするかもしれません。最近発表されたFE 16-35mm F2.8 GM II は検討中ですが30万円の価格がネックです。


α6600には Vario Tessar 4/16-70 をつけっぱなしにしていますがマウントが同じなのでフルサイズ用のレンズを付けることもあります。画角的にはFE 24-105㎜ F4G OSSと重複するので見直し検討中です。というのも、サブ機をAPS-Cにする必然性がうすいと感じており将来的にはフルサイズに一本化するかもしれません。その場合、サブ機はα7CⅡあたりが候補になると考えています。


三脚

Leofoto Ranger LS284C Lin

Leofoto Ranger LS-224C

Joby (笑)


LS284C Linは必須、あとは必要に応じてLS-224Cも持っていきます。Linモデルは林明輝さんがプロデュースした三脚です。私は林さんほど身長が高くないので私には長すぎる気がしています。将来的にはさらに小型軽量な三脚に変えるかもしれません。Jobyは使いにくく使うことは少ないですが、雪の上では使うことがあるので冬には出番があるかもしれません。


スライダー、ローテーター

Edelkrone Slider One, Head One

固定撮影なら三脚のみでもよいのですが、スライダー・ローテーターを使うと臨場感や変化が格段に上がるので可能な限り持っていきます。スライダーは現時点ではEdelkrone Slider Oneが小型軽量かつ性能面でベストと考えています。制御はiPhoneのアプリを使用します。接続がBluetoothなので時々切れるなど不安定なことが弱点です。Slider Oneは実可動域20センチの超小型スライダーですが前景を工夫すれば意外と効果があります。


写真②:Slider One による撮影風景




作例を以下に示します。

タイムラプス作例:Sony α7RⅢ, FE 24-105㎜ F4G, Edelkrone Slider One



ザック


ラムダ3型:35リットル。日帰り登山には十分。1,2泊でも夏山で山小屋泊なら大丈夫でしょう。ちなみに、ラムダは2023年8月31日で終業したそうです。社長の高齢が理由とのことです。職人気質を感じるザックでしたが後継者いなかったのでしょうか…


Foxfire型番不明:写真ではわかりにくいですがラムダ3型より容量が大きい。冬はもっぱらこれを使っています。


ザックは好みが分かれやすいかもしれません。バリエーションもけっこう多いです。なかなか決定打がない印象です。


補足:

傾向として、あれもこれも持っていきたいということになりやすいです。心を鬼にして削ったつもりでも、登山装備、食料、水等と合わせて20キロ前後になることが多いです。登山装備、食料、水は命にかかわるので削れません。私の場合、軽量化のため山の上で調理をすることはあきらめ、日帰り登山中心にし、食事はパン、おにぎり、クッキーなどの行動食のみにすることが多いです。冬は防寒対策、アイゼン、ピッケルなどが必要になりよりさらに重量は増えます。



 
 
 

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