フォトグラファー用手袋
- tokuhata
- 2023年2月9日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年11月12日
冬山登山は他の季節に比べて装備が大掛かりになります。撮影機材は季節により変わることはほとんどありませんが登山の装備は厳しい気象条件を考慮しなくてはなりません。ウェア、登山靴、ピッケル、ストックに加えて冬特有のアクセサリー類が必要になります。重要なアイテムの一つが手袋です。マイナス10℃以下でカメラを操作することを前提に考える必要があります。手が冷えると写真撮影どころか登山自体に支障が出るので要注意です。
手袋もウェアと同様、基本はレイヤリングです。一般的にはインナー手袋、中間手袋、オーバー手袋、の3レイヤを推奨するようですが、私はマイナス20℃以下の環境に行くことはほとんどないので機動性を考え2レイヤにすることが多いです。インナー手袋はある程度保温性がありマイナス5℃くらいならそれだけでも耐えられるもの、かつカメラの操作もある程度はできるものを選択しています。オーバー手袋をしたままではカメラは扱えないので撮影中は外します。しかしインナー手袋だけではマイナス10℃以下になるとすぐに手の感覚がなくなってしまいます。長時間の撮影ではホッカイロなどで温めながらということになりますが効率が悪く凍傷のリスクもあります。そこでいろいろ探した結果、今シーズンから導入した手袋がこれです(Vallerret Photography Glove)。


登山中は通常のインナー手袋+オーバー手袋を着用し、撮影にかかるときにVallerretに替えます。この手袋は親指と人差し指の先端を出すことができるマグネット付きフィンガーキャップ構造になっています。素材は100%メリノウールの裏地、外側は撥水加工された山羊革です。ノルウェー製で価格は1万数千円と少々高めですがその価値はあると思います。類似の手袋はVallerret以外にもあり、ヨドバシなどの量販店やネット通販で購入できます。過去に買ったことがありますが耐寒性が不十分で冬山登山には役不足でした。Vallerretは都市部の冬から北極圏レベルの寒冷地まで使用目的に応じていくつかのラインナップが用意されているので目的に合わせて導入するとよいと思います。私は、Tinden とMarkhof Pro V3 を購入し使い分けています。

メーカーのホームページから引用
□
Comments